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至高のシアワセ
「本」について友人がブログを書いている。

内容は「ニーチェ」。

-Erina-
http://erinita.way-nifty.com/chiberi/2010/03/post-7747.html

-Naokin-
http://blog.livedoor.jp/jirobynature/archives/51734362.html

Naokinから数年前にこの「座右のニーチェ」を頂き読んだのだが、今でも内容を覚えている。

ドラッカーのように、読んでも読んでも毎回新しい気づきがある。

それは、

内容が極めて普遍的であり、
そして、自分の成長とともに、悩みとともに、新しい意味と凄みをもって迫ってくる、

からだと思う。

名著と呼ばれる本は、みんなこんな感じなのだろうが、本当に言葉の一つ一つが重い。

名著に触れ、あの「霧が急に晴れたような感覚」を覚えるとき、
知的好奇心を刺激されているとき、

きっと、これは人生でも"至高"の部類に入るユーフォリアなのだろうな、と思う。

| 本・セミナー・学び | 23:59 | comments(3) | trackbacks(0) |
望月さんの新刊紹介


望月さんの本は、最近の経済ニュースをそのままケーススタディに使っているので、ビジネス書としてだけでなく、経済誌を読むような感覚で、サラっと読めてしまう。

・ユニクロとH&Mの強さの秘密
・ドコモ、au、ソフトバンクの戦略
・任天堂のキャッシュリッチ

などなど。

とにかくマーケティング視点をもって世の中を見ていると本当にニュースもテレビも面白い。
それを数字の面から見てみるとさらにまた面白い。
生きた情報ですね。

この本は前作の続編であり、前作は僅かながら、ほんの一部だけフォーカスグループチックに参加させて頂いた。

ちなみにこの本は、CLAの「数字セミナー」が元になっており僕も登場させて頂いています!

あれからもう2年近く経つんですね。


今回もお勧めです。


PS1
そういえば、今をときめく任天堂。
2〜3年前くらいに板倉事務所のMLでホンコンさんが分析していたのを思い出した。
「ゲーム業界は水商売だからキャッシュが必要!」
あの時はキレもあり、毛もあったホンコンさん・・・今はどうなっているのだろう・・・


PS2
GWにこれまた今をときめくFOREVER21に行ってきました。
色々と学びがあって面白かった。
追ってレポートします。

| 本・セミナー・学び | 23:10 | comments(2) | trackbacks(0) |
感性がビジネスを支配する



まず出だしの元SONY会長 出井氏の前書きがガツンと来る。

一言でいうと、「プレゼンテーションに臨む際の心構え」。

「言葉で人の心を掴み動かすことができなければリーダーとは言えない。」
と言っていたのは、元バドワイザー(J)CEO近藤さん
一年前のワークショップで最後にやったのはパブリック・スピーチだった。
チェンジ・リーダーシップ・スキルとして第一に必要なものは、プレゼンテーション・スキルである、ということだった。

こう書いてしまうとごく当たり前のように聞こえるけれど、実際に自分がやる=リアリティを持つと、話はぐっと深くなる。

日本人はプレゼンテーションが苦手。
行間を読む(空気が読む)ことに長ける日本人には、元来、主張する力=プレゼンスキルは必要なかったからだそうだ。

内容はともかくとして、まず自分の主義主張を言い放つ欧米人が日本人よりもプレゼンが上手いのは当たり前。子供の頃からの訓練の賜物。

しかしながら、世界でリーダーシップをとっていくためには悠長なことを言っていられない。

ハイ・コンテクスト人である日本人も、ロー・コンテクスト人へ伝達するためスキルが必要。

友人からの紹介を受け、僕は以上のようなことを思い出しながらこの本を読んだ。

実際には、本書ではプレゼンテーションの「言語スキル」ではなく、
「非言語コミュニケーション」の重要性について述べられている。

・内面は確実に外見に表れる
・つまり外見をきちんとせねば内面を侮られる
・会議室で座る位置
・声のトーン、姿勢
・色の使い方

基本的なものも含めて、はっとさせられるものが多々ある。

非常に読み易い本なので、
この時期だからこそ、新入社員や就活生にもぜひこういう世界があるということを知って欲しい。
CLAのメンバーは必ずね!

色々とうまくいかない場合、その原因が自分にあると思えればラクになります。
だって、原因が自分だったら改善できるから。
それが外見だったり・ちょっとした仕草だったり、できることはたくさんありそう。
男性にとって、特に女性からの視点は大事だと思った一冊。
| 本・セミナー・学び | 12:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
赤めだか

天才落語家、立川談志へ弟子入りした、立川談春の修行物語。
田中靖浩さんの強烈なオススメで迷わず購入。



落語に出会い、僕はなんだか「ひとつの答え」を見つけた気がしている。

合理を突き詰めた先にある不合理。

おそらくそれが「粋」というやつで、落語にはそれが詰まっている。

「赤めだか」という本にはそのエッセンスがたっぷり入っている。

すごいくだりがあった。

若き談志の言葉。

落語ってのはね、赤穂浪士じゃない奴が主人公だ。
ヒーローになれなかった、つまり討ち入りもできず逃げちまって、後ろ指を差された奴らが主人公なんだ。

落語は人間の業を肯定するものだ。

若者よ、しょっちゅう寄席なんかに来ちゃいけないよ。
たまにでいいんだ。

周りを見てみろ。
昼間から落語なんか聞いてたらバカな大人になっちまう。

ほどほどにな。

正直、全然、文字ヅラは違うが、思い出しながら書いた。
確か、こんな感じ。

すげぇですよ。
これ読んだだけで、この人は人間国宝級だと思った。

でも、今月だけで2回も落語を聞いてしまったオレは確実にバカです。

そして、この本に詰まっているのは「人材育成」とか「教育」のあり方。
落語、いや立川流はこの面において究極の型を有していると思う。

OJTもコーチングもない時代から数百年続く世界。
そこには決して"形式知化"できない何かがある。

さらに・・・
現代リーダーシップ論に波紋を投げかける強烈な一撃。

筆者、立川談春のひとこと。

「師匠、立川談志は"ブレる"のだ」

CLAパートナーの今井氏がNHKプロフェッショナル仕事の流儀の公開録画で茂木さんに質問した。

「脳とリーダーシップの関係を教えてくれ」

・リーダーは絶対にブレないこと。
・いくら自分が不安でもそれを見せず、周囲を安心させること。

脳科学者、茂木健一郎の答えはそれだった。

「その通り」
CLAで学生と共に実戦していて、肌で分かっている。

でも、談志は、更にその先を行っている気がする。

正確に言うと、先なのか後なのか分からないが、とにかく違う。

「談志はブレる」のだ。

田中さん曰く、「赤めだか」は"立川流の暴露本"だと。

確かにそう。
なのに、イヤらしさゼロ。

いや、粋すぎる。

先日、志の輔師匠の「へっつい幽霊」を初めて聞いた。

これは、前座がやってはいけないような大ネタらしい。

談春が、師匠談志に無断でこれをやってしまって、冷や汗を書いたエピソードが
「赤めだか」にも出てきた。

でも、この「赤めだか」という一代記そのものが人情噺の大ネタだと思った。
| 本・セミナー・学び | 17:42 | comments(4) | trackbacks(0) |
桑田が大事にしているもの



母校の記念講演でなぜかパイレーツの桑田真澄が登場することになり、
同校のビジネススクールに通っている大学の同級生からメールあり。
ラッキーなことに、桑田の話を聞く機会に恵まれた。

うーむ。
すごかった。

桑田は4/1生まれ、つまり早生まれの最後の日生まれであり、
同級生の中でダントツで体が小さく、勉強もできず、冗談抜きにテストはゼロ行進だったらしい。

するとケンカに明け暮れるようになる。

でも野球は上手かったので、小学校時代に、PL−早稲田−巨人という図式を描いていた。

常にアタマにあったのは「ダルマ」だそうだ。

転がってもいつか立ち上がる。
いつ起き上がってやろうか。

常にポジティブだ。

そして、一流の人が揃えて口にする死生観。

いつ死ぬか分からないから、燃え尽きたい。挑戦したい。
桑田が言っていた。

圧巻だったのは靭帯断裂後のメジャー初登板の話。

大怪我をした。
オペをしたら半年はフィールドに立てない。
でも、ここでもダルマが登場する。
「ここから這い上がったらスゴクない?」
そういう気持ちが満ちてきたらしい。

桑田が投げるのは中継ぎ。
つまり、2〜3イニングもてばいい。

オペをせず、メジャーのマウンドに立つことを決意。
その後は、テーピングと痛み止めを飲む毎日。
連日のように報道される怪我後の練習風景は、カメラに映っているシーンだけ元気にランニング。
それ以外は隠れて、苦痛でしゃがみこんでいたらしい。

桑田は、昔からランニングで体を作ってきた選手。
桑田ロードと呼ばれる、芝生の削れた跡が球場にある、というのは有名な話。

その桑田が走れない、というだけでも精神的に苦痛だったに違いない。

なんとかメジャーに昇格し、初登板の日がやってくる。

実は20歳からずっと夢見ていたメジャー。
でも実現したのは40歳。

遅すぎ?

それは違う。
人と比較しちゃダメだ。

桑田は言う。

桑田にとってはメジャー挑戦が40歳、というのがペースだった。
それだけのことらしい。

ただ、TVでは淡々としていたよう見えたが、
夢が実現できた瞬間、本当に、涙が溢れて止まらなかったらしい。
そしてこみ上げてくる気持ちは、もう「感謝」しかなかったと。

桑田はメジャーのマウンドでガムを噛んでいた。

メジャーかぶれ?アメリカ人の真似?

邪推はあったが、真実は、痛みをこらえるためだったらしい。

投げる1球ごとに走る激痛。
歯をくいしばっていると、歯がもたない。
だから緩衝材としてガムを噛んでいたと。

NHKのアナウンサーが登場し、途中から、メジャーの画像つきの対談となったが、これが最高だった。

圧巻はイチローとの勝負。

メジャーでの桑田は、桑田イリュージョンと呼ばれ、その変幻自在の投球を評価されていた。
年齢と体型から、力勝負はできない。
そうしたら、アタマを使うのみ。

日本時代から、いつか行くメジャーのために投球の組立てを考えながら、外人選手と勝負していた。
来るべき時のために爪を研いでいたということだ。

メジャーのTOP選手イチローとの初勝負は、すべて桑田がキャッチャーをリード。
あのイチローを、完璧な組み立てで空振りに切って取った。
改めて見ると圧巻。
しかも、桑田は今でも1球1球全て覚えている。

うーむ、すごい。

書き出して止まらなくなったが、この辺でまとめます。

桑田の大事にしているもの。

・ダルマ
・発想の転換
・死生観
・物事には常にもう一方があるということ
 (空即是色、色即是空)
・和して同ぜず
・プロフェッショナリズム
・人と比較してはダメ。自分には自分のペースがある。
・人を指導するのにかっこいい言葉はいらない。
 心ある態度、心ある言葉。心が大事。

どれも心に刺さるものばかり。
僕が尊敬する人は皆、言葉は違えど同じことを言っている。

最後に僕が気づいたのは、桑田のユルさ。
いい意味でのユルさ。
肩に全く力が入っていない。
恐らく、究極にテンションが張ったあとでないと得られない弛緩。
リラックス、そして、周囲を気遣う心。

かっこいいプレゼンも、歯切れのいい言葉もない。
どちらかと言うと、講演はうまくない。
でも、すげぇんだなぁ。
羽生さんと同じ感じ。
その後は、同級生とどんちゃん騒ぎ。
記憶ナシ。ありえなくらい吐く。
いい時間でした。


PS
【就職を控えた学生に向けた桑田のメッセージ】
どこであれ、働くべき。
ましてやニートはダメだ。
望みの場所でなくたって働くべき。
働くということは必ず何かの気づきや得るものがある。
あまり選ばず、まずは飛び込んだ方がいい。
どこでも、「プロとして」働く。
そして、その中でも、僕がメジャーを目指していたように、「目標」を忘れず、必ず置いておくことが大事なんだ。
| 本・セミナー・学び | 12:59 | comments(16) | trackbacks(0) |
決断力を磨く
知人が主催する羽生善治氏の講演会に先日行ってきた。

よく羽生さんの講演に行った人に聞くように、確かに羽生さんは、決して講演がうまいわけではない。

でもそんなことに大して意味はない。

最近よく、感動の押し売りや出来レースのくだらないモノが蔓延しているが、
そういうテクニック的なものとは一線を画す、勝負の世界で生きる男の話には重みがある。

多くは著書「決断力」に書かれていることとであるが、かなりのインパクトがあった。
それは多分、僕がそれを求めていたからだ、と思う。


●直感の70%は正しい

直感とは、閃きとか当てずっぽうのことではなく、今までの経験の中で凝縮されたものが、クリアーに表れたもの。
だが、逆説的ではあるが、直感ばかりを意図して磨こうとすると良くない。

 ⇒田坂広志さんが著書で書いていたが、論理と基礎を追求した奥に、
  静かに直感が降りてくるのだと思う。
  まさに「守・破・離」。

●決断とは、勇気を持って前に進むこと。

勇気は「思考」とは別。そして「無謀に挑戦すること」でもない。
きちんと理解をした上で、リスクをとって進んでいくことである。

●決断力を磨くには実戦あるのみ
将棋の世界で「待った」はNG。
実戦の真剣勝負の、緊張感のなかで行った決断しか身にならない。
自分がリスクをとって実行することで磨かれていくもの。

●ミスを「忘れる」こと。

ミスのあとは、更にミスが起こりやすい。
理由は、

・客観的に見れなくなる
・ミスを取り返したい
・状況が複雑になる

うまく行っているときは、次に行う決断が見えている。
しかし、一回ミスをすると、その流れが断ち切れる。
つまり混沌とした複雑な状態に陥る。
当然、難易度が上がる。

ミスをしたあとは、つい「あのミスがなかったら・・・」と考えてしまう。
この後悔を取り除くこと=「忘れること」=ゼロベースにすることが大事。

この「忘れる」ということは、「多くを吸収する」と同じくらい大事な能力。
ゼロからまた新しいことに臨んでいけるから。

⇒羽生さんの本を読んでいると、勝負の大事な局面で
 ミスをしていたことが分かる。
 が、そこから新しい流れを作って、勝利している。
 かなりな境地に達しているからこその話だと思うが、
 僕は、失敗をすぐに忘れてしまい、反省せずにまた同じ失敗を繰り返す。
 反省は必要だけど後悔はするな、ということだろうなと解釈。
 そう考えると、ミスはそれほど悪いことじゃないと思えてくる。

●プレッシャーがかかっている状態は、そんなに悪くない。

一番いい状態は、リラックスで自然体。
二番目は、プレッシャーがかかっている状態。
一番悪いのは、やる気がない状態。

自己ベストが1m50cmの高飛びの選手は、2mではプレッシャーを感じない。自分で飛べるわけないと思っているから。
逆に、1m50cm前後では、プレッシャーを感じるだろう。
このプレッシャーは「もう少し上に行くためのブレイクスルー」を生む要素。
次のステップに行くためのサインである。

●選ぶのではなく「捨てる」

多くのものや情報が溢れる時代。
多くの選択肢から選ぶ能力ではなく、捨てる能力が大事。
「選ぶ」ということをすると、選ば(べ)なかった選択に、必ず悔い(不満)が残る。

味噌ラーメンが食べたいなと思い店に入った場合、まず塩や豚骨などは選択肢から捨てる。
最後に目移りして味噌か醤油か迷ったときは、直感(70%)で味噌、かな。 

⇒繁盛しているラーメン屋はメニューが少ない。
  極端では、一個しかメニューがない店も。
  これは、マーケティング的な話にも通じるヒント。

●つながり(情報・人)

「六次の隔たり」という言葉があるように、世の中は狭い。
つまり、自分は想像以上に人に影響を与えていると意識すべき。
更に情報化社会で、さらにその影響のスピードは速まっている。

つまり、「自分の決断は実は大きい」

googleをはじめ、情報や知識はすごいスピードで広がっているが、それ自体には意味はなく、大事なのは「組み合わせ」。

情報x知識=アイデア、自分の考え、創造である。

今の時代は、色々な組み合わせで"金"の情報をつくることができる「情報の錬金術」の時代だと思う。
その昔、金を生み出す過程で色々な科学的なイノベーションが起こった。
それと同じことが起きている。

●想定外への対応

自分の考えを練る上で大事なことは「マジョリティにならないこと」。

みんながやっているから、ではなく、それ以外の部分がこれから最も重要になってくる。
いくらgoogleが発達したところで、一人一人が次に何をするかまでは分からない。その「予想外への対応」=新しいもの。

10手先、50手先をいくらシュミレーションしても、必ず想定外のことが起こる。
そこに対峙してはじめてどう対応するかが、難しくもやり甲斐のある決断である。

今までの知識をもとに想定内のことをやるのではなく、想定外を慌てず(慌てても)楽しんで決断すること。

ドラマも映画も先が読めた時点でつまらなくなるでしょう?

●羽生さんは、自分の将棋を自己採点すると?

30点以下。

舗装された道であればもっとイイ線いくと思うが、そうではない局面では30点以下。
たとえばプロ同士(舗装された道)ではなく、素人同士の大局では、想定外のことばかり起こる。
でも、こういうところから新しいものが生まれる。
プロ同士では進展がない。大人はうまくまとめようとする。
パラダイムシフトを起こすのは若者。

⇒最近、僕もブログで、アンチ富裕層マーケティングを書いている。
 いくら購買力がなくともトレンドを作り出すのはいつの時代も若者。
 そういう意味で、今一度、若者と向き合うマーケティングの時代が必ず来る。
 特にこれはトップシェアを持つメーカーの役目だと僕は思う。
 トヨタだって、こういうことをやらねばならない。

⇒やっぱCLAの活動は面白い。

●羽生さんなぜ勝てるのか?

・常に負ける覚悟は持っている。
・リスクのとり方を局面によって使い分ける
・自分の決断には限界がある。相手の力を借りる。
・情報は平等なので、その組み合わせと創造力で差別化
・決断のポイントは直感と、最後はそれが「好きか嫌いか

・「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があり、それでもうまくいかなかった場合、
 「やりつくしたから」と言い訳にしないことが大事。ここが分かれ目。
 
●実際に決断力を磨くには?

【日常生活】
・忘れる(反省+忘れる)
・今までとは違う何かを日常生活で見つける

【勝負】
・自分で責任を取る
・新しい想定外を実戦で経験し、それを楽しむ
結果に関わらず、それをやることで後悔するかしないかが決断のポイント
・好きか嫌いか


僕が特に印象に残ったのは、

「実戦の中でしか磨かれない」
「想定外を楽しむ」
「マジョリティにならない」
「ミスを忘れる」(前向きにとらえる)

というところ。

たとえば、

アルピニストがどれだけ山に登ったか、
サーファーがどれだけ波に乗ったか、
ピッチャーがどれだけ試合で投げたか、

ビジネスの世界でも、

どれだけ切った貼ったの世界で生きてきたか、
どれだけ多くの実戦経験を積んだか、
そして、どれだけ多くの決断をしたか、

それしかないのだと思った。

だから、勝負の局面で、途方もないくらい多くの決断を繰り返してきた羽生さんの言葉は、静かで飄々としているのに、力があった。

ご一緒したJarJar水野さんもこの講演について書いているので、ぜひ。
| 本・セミナー・学び | 12:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
消費者は"クリエイティブ"を起こせない 〜奥山清行氏講演録(3)〜
長らくお付き合い頂き、ありがとうございます。 最終回です。


僕は、「デザイン」というものは何となく「一部のスペシャリティを持つ人だけが考えること」という気がしていた。

でも、それはやはり誤解だった。
特に工業デザイナーは、ものづくりをする過程において、命を吹き込む「船頭」役であることが分かった。
職人というよりも、リーダーや、マネージャーと言った方がしっくり来る。

さて、ここで考えたいのが「提供する側」と「される側」のこと。

言い換えれば、「プロフェッショナルとは何か?」ということ。

提供する側=「商品をつくる者」と、提供される側=「消費者」。
「商品」が先に来るのか、「消費者」が先に来るのか、というのはマーケティングにとって永遠のテーマである。

マーケ用語で言うところの、前者がプロダクト・アウト、後者がマーケット・イン。

時代によって両者のプライオリティは変わってくる。
ケース・バイ・ケースであり、恐らく答えはない。

奥山さんのお話で、こんな言葉があった。

「デザイナーを"一般言語"に」


この言葉の意味は、「デザインというものが、もっと広く理解されるようになる」ということ。

拡大解釈をすれば、誰もがデザインに実際に触れてみて、やってみる。
そうすればもっと理解されるようになる、ということではないだろうか。

実際に、CGMのような、いわゆるWEB2.0が進行していくと、「提供する側」と「される側」の垣根が曖昧になる。
ブログが書籍になったり、素人の料理人がつくったものが商品化されたり、確かにプロフェッショナルとアマチュアの垣根がなくなって来ている。
巷では、「プロが陳腐化する」とまで言われている。

が、これは実は大きな間違い。

アマチュアが簡単にモノをつくるようになったからこそ、プロは技を問われるのだ。

誰もが出来るようになり、「分かってくる」からこそ、プロが「立つ」。

奥山さんの「デザイナーを"一般言語"に」という言葉はこれに繋がっている。
一般的になるからこそ、「プロの存在」「プロの仕事」が広く理解されるようになり、その真価が問われる。

これ・・・すげぇ。

日本食が世界一美味いと言われるのも、
イタリアのデザインが世界一だと言われるのも、
基本は一緒。

受け手のレベル(一般レベル)が高いのだ。
提供する側とされる側で、強烈なスパーリングが繰り返され、良いものになっていく。
そこで磨かれたものは、一流となる。

●クリエイティブとは?

更にこれを、「クリエイティブ」という観点から見たらどうだろう。

まだちょっと違う気がする。

消費者の意見を吸い上げて商品をつくる「マーケット・イン」には限界がある。

逆に、消費者を無視してつくった「プロダクト・アウト」商品は、独りよがりになり、失敗することも多い。
(SE●じゃなくて、オ●ニーで終わる)

じゃぁ、どっちがいいのよ?

となる。








僕は、消費者が見えていない商品なぞ、ダメだと思う。
ニーズを吸い上げ、それに呼応した商品を作っていく。
これが王道だと思う。

しかし、これには限界がある。

消費者は、ニーズやウォンツをぶつけてくるが、できるのはそこまで。

誤解を生む言い方かもしれないが消費者はクリエイティブを起こせない。
求められるのは、作り手のクリエイティビティだ。

消費者が思いもよらなかったものを生み出すクリエイティビティ。
いや、正確に言うと、「消費者が気づかなかったもの」を生み出す。
それを「気づかせた」ものがヒット商品となる。

ウォークマンやipodなんてニーズは元々なかった。
「外で音楽を聞く」という文化を創ったのは紛れもなく、ソニーとアップル。

リンスインシャンプー。
「朝シャン」という文化と言葉を作ったのはメーカーだ。

ファミコン、wii、DS。
そもそもゲームなんか無くたって生きていけた。

となると、やはり、決め手は、作り手のクリエイティビティ。

消費者の意見を参考に、更に先をいくクリエイティブを生み出す。

こうやってブレイクスルーは起きてきたんだと思う。

GMのエースデザイナーだった奥山さんは、
「アメリカや中国には絶対にないもの」として「匠」の心を挙げていた。

奥山さんが活躍の場に選んだイタリア。

イタリア人と日本人の共通点。

それは、「匠」の心。

飽くなき探究心。そして創造性。

更に、奥山さんは言った。


ヒトよりモノ



ヒトをおざなりにしているのではない。

逆説的だけど、何が言いたいのか良く分かる。

ホンットに、ヤヴァイ講演でした。

はまさん、paleblueさん、ありがとうございました。
| 本・セミナー・学び | 23:59 | comments(8) | trackbacks(0) |
プロとアマチュアの違い  〜奥山清行氏講演録(2)〜
奥山氏が手がけたデザインで有名なのが、マセラティ・クアトロポルテ。
4ドアながら、なんとも妖艶なクルマである。



で、このマセラティへと話は進む。

●マセラティ

1900年代初頭に設立された超名門メーカーで、
レースの世界でもフェラーリの大先輩にあたるものの、
経営の失敗に次ぐ失敗で、シトロエン・プジョー・デトマソ・フィアット・フェラーリと、多くのオーナーの手を渡り歩く。
現在はフェラーリの傘下。

そんな、マセラティの再生プロジェクト。

それは「デザイン」によって、である。

マセラティ・クアトロポルテは記憶に新しく、その妖艶なというかエロいボディラインは、大きな話題を呼ぶ。
はまさん(正確には彼女)がこの車を所有されており、そのはまさん曰く、クアトロポルテは「女の体のライン」そのものだと。
確かに・・・言われてみると、うーん。その通り。
うなじ、腰のくびれ、ケツの上がり具合。
うーん、なるほど(笑)

ここで出た話の要点は次の通り。

・プレゼンは、ヴィジュアルが命

ショーに出店するコンセプトカーづくりに掛かるコストは、●●億円。
スポンサーがいなければとても作れるわけがない。
スポンサーへのプレゼンは、ヴィジュアルこそが命。
数字には興味を示さなかったクライアントが、デザインスケッチには食いついてくる。
デザインこそが勝負。
結果、クアトロポルテは、モトローラとマセラッティ社が共同スポンサーに。

・デザイナーの仕事とは

以上のように、デザイナーの仕事の3分の2は、実は「コミュニケーション」である。
これができないとデザイナーは仕事がもらえない。
一度勝ち方を覚えたデザイナーにはどんどん仕事が来る。
そしてまた勝ち方を覚え、更に勝っていく。
負けてばかりのデザイナーはどんどん落ちていく。
ここで格差が拡大していく。

 ⇒これは、デザイナーだけの話じゃなくて、全てがそうだと思った。
  以前書いたが、格差社会の根源はこれだと思う。
  
コミュニケーションをしながら、コンセプトとデザインを詰めていく。
これを聞いていると、デザインといえども「プロダクトアウトはありえない」ということがよく分かる。


●クリエイティブとは。

・創造性を高めるための道具

言葉・文章・頭・手などはクリエイティビティを高めるための「道具」。
五感を通し、偶然性を呼び込み、自分以上の能力を引き出すための道具である。

イタリア人は非常におしゃべり。

おしゃべり=ブレーンストーミング。

デザイナーは、独り言も多い(笑)=一人ブレスト

・アイデア出しの2つのパターン

1.客観性を保つ
2.あらゆる可能性を視覚化する

・デザインとアートの違い

デザインにはクライアントがいる。
出来上がるのに時間がかかるので、いま目の前にいるクライアント(消費者)ではなく、未来のクライアントに受け入れられるものを作らねばならない。
目の前のクライアント・未来のクライアント、そして自分の3者を合わせてみて、重なったところの中から答えを探すのだ。
 
・プロとアマチュアの違い

最終的に生まれてくる閃きや、クリティカルな判断はアマチュア視点が決め手となることが多い。

しかしながら、それも含めて「仕組み」を創るのがプロ。
ここがプロとアマの決定的な違い。

 ⇒僕は「再現性を生むことができるのがプロ」と解釈しました。

  プロとアマ、その両方が大事で、一方を時には否定し、その一方を
  時には否定し、そして、肯定し、逆説的なものから解を導いていく。

●日本のものづくりの弱点

ここも非常に大事なポイント。

・日本車

参加者からの質問で非常に面白いものがあった。
世界のケン・オクヤマが、「今後日本車のデザインを手がけることはあるか?」というもの。
壊滅的な日本のスポーツカー市場を救って欲しいと。

答えは











NO。

理由は、日本企業は、「プロ」に対して枠を与えないからだという。
良い物を創るには、ある程度、時間も金もかかるのに、それに対しての理解が低い。
縦割りの組織、大量生産、クイックデリバリー、オンデマンドの弊害。
良いものは生まれ難い。

・海外から見て、「作り手」の顔が見えない

特に工業デザインの世界では、デザイナーが誰だかも分からない。
そう、まるで生産者が分からない国産のワインのよう。
建築家などは名前がでているのに、デザインは×。これは由々しき問題だと言う。

・視覚化の必要性

視覚化をして初めて分かる問題点(矛盾)がある。
この視覚化をする場所=デザインスタジオであり、その矛盾を解決して行くのが、そこの船頭であるデザイナー。
その上で、最後にジャッジを下すのが、素人である。
その素人がジャッジを下せるよう、分かりやすくするのがプロの仕事。

・客席と厨房にきちんとした線を引く

これも心に染みた言葉。

レストランに来る客に対して、何が食べたいかを聞いてはいけない。
客は、レストランの提供するサービスに、大小の差はあれ、サプライズを求めて来店する。
きちんとメニューを作り、作り手から提案する。
これが大事。

日本の「物づくりレストラン」にはメニューがない。
クレーム対応についても同じ。
簡単に謝ってはいけない。
これはこういうものだと言う説明をまずはすべき。


・・・・・・・・


う〜ん。

これがプロとアマの違いか。
どちらが良いとか悪いとか、そういう話ではない。
各々の役割を果たすべきだと、奥山さんは言っているように思う。

仕組みを作るプロ、
必ず自ら提案をするプロ、
意見を言う(フィードバックする)アマ、
誰にでも分かるよう視覚化をするプロ、
それをもとに意思決定をするアマ、


そのどれが欠けても、きっとダメなのだ。

提供する側とされる側。

マーケティングを生業とする僕にとっても、より核心に迫ってきた。

<つづく>(次回が最終回です)
| 本・セミナー・学び | 23:59 | comments(4) | trackbacks(0) |
デザインに多数決はありえない 〜奥山清行氏講演録(1)〜
土曜日、名古屋在住イタリア系不動産王のはまさんにお誘い頂き、かのエンツォ・フェラ−リ、マセラティ・クアトロポルテのデザインを手がけた奥山清行さんの講演へ。


自動車にかかわる仕事をする者にとってエンツォ・フェラーリは特に憧れの的ではないだろうか。
僕も展示会の自社ブースで、幸運にもコクピットに座ったことがあるが、あれはもう自動車ではい。



もっと攻撃的な、そう・・・・戦闘機。
空を飛んでいないだけでこれは戦闘機なのだ。



奥山さんのお話で出たが、最高速が350キロを超えてしまうような車は、実は、「飛ばさない」方が難しいという。
最高峰のレースの世界で、車が宙を舞ってしまう事故を見たことがある人は分かると思うが、あれが現実。
飛行機を作るよりも難しい技術とまで言われているそうだ。

っというわけで、とっても楽しみにしていて迎えた七夕の土曜日。
朝一、千葉は東浪見ビーチで波乗りし、仮眠を取って、はまさんとの待ち合わせ。

講演場所はムサビ(武蔵野美術大学)@小平。
なぜ小平のような辺鄙な場所でやるかというと、

それは、

「奥山さんがムサビ出身だから!」

僕は全然知らなかった・・・です(笑)


奥山さんの話は、すさまじかった。

"突き抜けている人"に共通していることは、もはや自分の専門領域を超えているということ。

・日本とは
・ものづくりとは
・プロとアマとの違いとは


そして

・クリエイティブとは何か


まで話は及ぶ。


以下、順番に。


●エンツォフェラーリ

・「需要よりも1台少なく作れ」

というエンツォの言葉どおり、生産された台数は349台。
(奥山さんは349台と言われていたが、最終的には399台だったと記憶している)

ジュネーブのショーで発表した瞬間に受注が入り、手付け(7700万の半額)を入れる客が多数。
2年後の発売まで、それが開発経費になってしまう。
それがたった3000人しか社員のいない、フェラーリの強さ。
トヨタ、GMに比べたら中小企業。


・エンツォのメッセージ

喜怒哀楽が少なく、生ぬるくなって来た現在(いま)だからこそ訴えたいのは「暴力性」。
最高時速360キロは、その象徴。
フェラーリの赤はブラッディ・レッド(血の赤)である。
そういう「物語」こそがブランドをつくる。
ブランド=ソサエティ。
普段は、安い給料で質素な生活を送っているのに、30万円もするような毛皮のコートを買ってしまうイタリア人。
彼らには日本人と同じ「匠の血」が流れている。


・素材

この話、僕的にはかなりツボでした。

デザインモデル(モックアップ)は、通常、木で作る。
モックは、「木型」とも言う。
フェラーリは違う。
エポウッド(エポキシ樹脂)で作る。

なぜか?








モックを「限りなくホンモノ」に近づけるためである。

車は堅いもの。
「堅い車」のモックは、「堅い素材」で作らないとダメ。
それを木で作ると、なんとも表現しがたい違和感を感じると言う。

一見すると当たり前に聞こえるかもしれないが、それがすごいのだ。

簡単なことではない、コストも跳ね上がるし、何よりも、技術が問われる。

ハンパな技術ではない。
更に、高度な技術が問われるのにも関らず、これをわずか数日で仕上げてしまう。
世界の、いや、日本の最新の技術を使っても2週間はかかる。
手作業のすさまじさ。

それを可能にするのが、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチの子孫であるイタリア職人なのだ。

奥山さん曰く

ここが日本車とイタ車のデザインの違いだと。

線と面」という、言わば2次元のデザインが日本車。
それに「カタマリ感」が加わったものがイタリア車。

そのoriginになっているのは、モックの作り方に大きく起因するのだろう。

・最後に、エンツォのエピソードを。

2年間のデザインコンセプト開発期間を経て、何度もフェラーリ社にプレゼンしたが、承認が降りなかった。
そして最後のプレゼン。
これが失敗したら受注を逃すだろうという日が訪れる。
渾身のモック。しかしなぜか違和感を感じる奥山氏。

プレゼンは失敗した。

フェラーリ社 社長が帰るのをサンドイッチで半ば強引に15分引き留め、
その間に奥山氏が書き上げたスケッチがある。
奥山氏の中に2年間溜まっていたものを一気に吐き出したものだ。

「やればできるじゃん」

これが、今のエンツォのデザインの原型となる。

奥山氏の所属するデザイン工房ピニファリーナはめでたく受注となるわけだが、その後も試行錯誤は続き、最後は多数決に。
30対3で、奥山氏が推すデザインは敗北。
そこで、ダイレクターのジャッジメントが下る。

「デザインに多数決はありえない」

こうしてできたものがエンツォ・フェラーリなのである。

でも、これってデザインだけの話ではないと思う。
この「乱」の時代、人と同じことをやっていてはダメなのだと思う。

「多数決」を跳ね返せるだけの、知識・経験・・・そして一番大事なのが、それに裏付けられた「直感」。

<つづく>
| 本・セミナー・学び | 23:59 | comments(2) | trackbacks(1) |
「粋」イベント = 会計士 x 落語家 x 講談師 @紀伊國屋ホール
日曜日は1時間睡眠、朝4時起きにて九十九里でSURFIN’。
正午前に帰京し、13時から田中靖浩さんの新刊本、「右脳で分かる!会計力トレーニング」の刊行記念イベントへ。


海は、強風で頭オーバーサイズの波。
肩がパンパンになるほどパドルをし、全身に心地よい疲労感を覚えながら新宿へ。(帰り道を運転してくれた我が相方に超感謝!!)

が・・・やはり予想通り。

疲れなど一瞬で吹っ飛ばす、最高のイベントだった。

1

・田中靖浩記を講談で語る(講釈する)神田京子さん。

先日のニノキン祭りに続き、人物伝〜会計力〜粋、心、かっこよさへ結ぶという離れ業をやってのける田中さん。

●ファンド経営者にして金儲けの天才大男(190cm)・二ノ宮金次郎を介して「分度」を。
●慶応義塾の創設者、簿記を輸入したものの、「貸方借方」という日本人が簿記嫌いになる諸悪の根源の和訳をした悪人(笑)、福沢諭吉を介して「会計」を。
●そして、サモアの酋長ツイアビさんを介して、「自由」「捕われない」「本質を見る」ということを。

「大事なこと」を物語りにして語れるというスゴさ、素晴らしさ。

この流れで、プレゼンテーションやマーケティングなどという横文字を使っては恥ずかしいのだが、その観点からも、ものすごく勉強になった。

・志の吉さんは、「水屋の富」という、「粋」がテーマの話。
 枕から最後まで笑いっぱなし。
 初めて志の吉さんの落語を聞いてから、まだ一年そこそこだと思うが、
 素人目に見ても、すごい勢いで斬れ味が鋭くなっていくのが分かる。
 あぁ。これが人間力なんだ。。。
 
 志の吉さんの枕で印象的だったのが、
 
「現代人は、さぁオレを笑わせてみやがれ!」という姿勢の人がいる。
くだらないことを笑う、という受け手の姿勢も、とても大事なんです。

 
やっぱり、落語もコミュニケーションだ。
書きたいことたくさんあるが、これはまた別エントリで。
 
とにかく、色々な角度から「粋」「かっこよさ」というものについて見せ付けられた数時間だった。

そういえば、以前、僕も「粋」について書いていた
これまた一人シンクロ。

あと、この日はもう一つの目的があった。
CLAの、若手メンバーには、特にこのイベントに来て欲しかったのだ。

「ホンモノ」「カッコイイ」ってこういうことだと思うから。

友人、パートナーを連れて7〜8人が参加、皆大満足だったようで、すごく嬉しかった。 
  
「価値あるものを"共感できる仲間"とシェアしたい」

やはり僕のキー・ドライバーはここにあるようだ。


CLAの仲間の感想blog;
淺田くん水野さんMidoriちゃん 
| 本・セミナー・学び | 23:58 | comments(0) | trackbacks(20) |
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