行って来ました、F−1日本グランプリ。
もともと行く予定はなかったんですが、前日になって急遽行くことに。
国内なのに、0泊3日という弾丸ツアー(笑)
さて、ドMツアーのはじまりはじまり。
金曜はAM3時まで仕事。
3時間寝て、千葉県の御宿まで突っ走り(片道140km)、台風スウェルを堪能。
初心者が波に巻かれて降ってきて、マイボードが大クラッシュ。
九十九里のショップへ修理に出して、一路東京へ。
その後、諸々の用事を済まし、車を洗って、仮眠を取る。
23:00に東京発。
鈴鹿着、AM6:00.
早朝から、ありえない人・人・人。
予選が行われた昨日は15万人。
今日はそれを軽く超えるだろう。
弊社ブースに立ち寄り、関係者に挨拶。
すぐに始まったキャンギャルのステージを見て、愕然。
ギャルのウォーキング、ダンサーのパフォーマンス、MCのコメント、どれもクオリティは高く、通路が通れなくなるくらいの盛況ぶりであったが・・・・ひどい。
コーポレート・ブランディングのみで、
商品ブランドが全く訴求されていない。
つまり、マーケティング的にお粗末極まりないものだったということ。
仕切りを広報・ブランドグループがやっているのでしょうがないが、あまりに愕然とした。
F1を見に来る人は、他のレースに比べて低関心層も多い。
しかし、車やタイヤに対して、かなりの高関心層も多い。
フェラーリやホンダに搭載されているエンジンがどんなモノか?
フロントローを独占した、フェラーリ、トヨタの履いているタイヤは何か?
ほとんどの企業はCB(コーポレート・ブランディング)に精を出しすぎている。
もちろん、第一に大事なことはソレ。
でも、これが、最終的に商品の販売に結びつかなければ全く意味がない、と思う。
ルノーがいい例だ。
今年のワールドチャンピオンはルノーが濃厚。
でも、ルノーのクルマって、売れてる?
ルノーほどの会社であれば、社名を売るステージは終わっているはずだ。
あれほどの早いクルマを作れる会社です、とPRしないと。
クルマを売らないと。
それとも別の思惑があるのかなぁ?
フェラーリの新型599はウマい。
「
F1のギアボックス採用」なんて言われると、ファンはたまらないだろうなぁ。
買えないけど。
さて、気を取り直して、お昼過ぎ。
なんと!マクラーレンのスポンサーにもなっているHenkel社長のRayさんに遭遇!
さすがセレブだけあって、VIPビレッジに。
更になんと、Henkel大応援団のチケットを頂く。
フェラーリがフロントローを独占する、スタート地点の目の前だ。
これはすごい。大興奮。
Rayさん、ありがとうございました。
レース結果は、
こちら。
シューマッハとアロンソの対決は、実力勝負でなかっただけに残念だった。
この2人の対決は、サーフィン界のケリー・スレーターVSアンディ・アイアンズにそっくり。こちらは、ベテランのケリーに軍配が上がった。
もう少しこの新旧王者対決を見ていたいと思うのは贅沢だろうか。
それにしても、子供の頃から、"TVゲームで"散々走った鈴鹿。
コースレイアウトは全て頭に入っているし、どこのコーナーを何速で走るかまで記憶している。
そんな鈴鹿は今年で最後。
そこに立ち会えたことは、幸せだった。
日が暮れ、名残惜しさを感じながらも鈴鹿を後にした。
東京着は朝方。
来年からは富士スピードウェイ。
サーキットの運営もホンダ→トヨタへと移ることになる。
レースは、ゼイタクな娯楽であり、格差社会の象徴みたいなものだ。
セレブや関係者でなければ、一等席で観戦することなどできない。
熱狂的なファンも、お金がなければ、会場までわざわざ来て、
コース外の、メーカー・ブースのモニターで見ている状態。
自由席も充実しておらず、野球やサッカーとは明らかに違う。
モータースポーツの裾野を広げることなど、これでは到底ムリだ。
自動車メーカーやパーツメーカーにとって、一番大切なファン。エンドユーザー。
なんだかとってもおざなりにされている印象を受けた。
まぁこれは、欧米の航空会社と一緒だと思えばそれまでだが・・・
さて、トヨタ、来年からどうしていくか楽しみである。