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消費者は"クリエイティブ"を起こせない 〜奥山清行氏講演録(3)〜
長らくお付き合い頂き、ありがとうございます。 最終回です。


僕は、「デザイン」というものは何となく「一部のスペシャリティを持つ人だけが考えること」という気がしていた。

でも、それはやはり誤解だった。
特に工業デザイナーは、ものづくりをする過程において、命を吹き込む「船頭」役であることが分かった。
職人というよりも、リーダーや、マネージャーと言った方がしっくり来る。

さて、ここで考えたいのが「提供する側」と「される側」のこと。

言い換えれば、「プロフェッショナルとは何か?」ということ。

提供する側=「商品をつくる者」と、提供される側=「消費者」。
「商品」が先に来るのか、「消費者」が先に来るのか、というのはマーケティングにとって永遠のテーマである。

マーケ用語で言うところの、前者がプロダクト・アウト、後者がマーケット・イン。

時代によって両者のプライオリティは変わってくる。
ケース・バイ・ケースであり、恐らく答えはない。

奥山さんのお話で、こんな言葉があった。

「デザイナーを"一般言語"に」


この言葉の意味は、「デザインというものが、もっと広く理解されるようになる」ということ。

拡大解釈をすれば、誰もがデザインに実際に触れてみて、やってみる。
そうすればもっと理解されるようになる、ということではないだろうか。

実際に、CGMのような、いわゆるWEB2.0が進行していくと、「提供する側」と「される側」の垣根が曖昧になる。
ブログが書籍になったり、素人の料理人がつくったものが商品化されたり、確かにプロフェッショナルとアマチュアの垣根がなくなって来ている。
巷では、「プロが陳腐化する」とまで言われている。

が、これは実は大きな間違い。

アマチュアが簡単にモノをつくるようになったからこそ、プロは技を問われるのだ。

誰もが出来るようになり、「分かってくる」からこそ、プロが「立つ」。

奥山さんの「デザイナーを"一般言語"に」という言葉はこれに繋がっている。
一般的になるからこそ、「プロの存在」「プロの仕事」が広く理解されるようになり、その真価が問われる。

これ・・・すげぇ。

日本食が世界一美味いと言われるのも、
イタリアのデザインが世界一だと言われるのも、
基本は一緒。

受け手のレベル(一般レベル)が高いのだ。
提供する側とされる側で、強烈なスパーリングが繰り返され、良いものになっていく。
そこで磨かれたものは、一流となる。

●クリエイティブとは?

更にこれを、「クリエイティブ」という観点から見たらどうだろう。

まだちょっと違う気がする。

消費者の意見を吸い上げて商品をつくる「マーケット・イン」には限界がある。

逆に、消費者を無視してつくった「プロダクト・アウト」商品は、独りよがりになり、失敗することも多い。
(SE●じゃなくて、オ●ニーで終わる)

じゃぁ、どっちがいいのよ?

となる。








僕は、消費者が見えていない商品なぞ、ダメだと思う。
ニーズを吸い上げ、それに呼応した商品を作っていく。
これが王道だと思う。

しかし、これには限界がある。

消費者は、ニーズやウォンツをぶつけてくるが、できるのはそこまで。

誤解を生む言い方かもしれないが消費者はクリエイティブを起こせない。
求められるのは、作り手のクリエイティビティだ。

消費者が思いもよらなかったものを生み出すクリエイティビティ。
いや、正確に言うと、「消費者が気づかなかったもの」を生み出す。
それを「気づかせた」ものがヒット商品となる。

ウォークマンやipodなんてニーズは元々なかった。
「外で音楽を聞く」という文化を創ったのは紛れもなく、ソニーとアップル。

リンスインシャンプー。
「朝シャン」という文化と言葉を作ったのはメーカーだ。

ファミコン、wii、DS。
そもそもゲームなんか無くたって生きていけた。

となると、やはり、決め手は、作り手のクリエイティビティ。

消費者の意見を参考に、更に先をいくクリエイティブを生み出す。

こうやってブレイクスルーは起きてきたんだと思う。

GMのエースデザイナーだった奥山さんは、
「アメリカや中国には絶対にないもの」として「匠」の心を挙げていた。

奥山さんが活躍の場に選んだイタリア。

イタリア人と日本人の共通点。

それは、「匠」の心。

飽くなき探究心。そして創造性。

更に、奥山さんは言った。


ヒトよりモノ



ヒトをおざなりにしているのではない。

逆説的だけど、何が言いたいのか良く分かる。

ホンットに、ヤヴァイ講演でした。

はまさん、paleblueさん、ありがとうございました。
| 本・セミナー・学び | 23:59 | comments(8) | trackbacks(0) |
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| - | 23:59 | - | - |
コメント
>誰もが出来るようになり、「分かってくる」からこそ、プロが「立つ」。

サッカーを見る者として、
良いプレーに惜しみない拍手を送れるように
怠惰・悪質なプレーにしっかりとダメを出せるように
ありたいと思っています。

そういう人が増えるとサッカー競技者のトップにいるプロのレベルが
あがるのだと思います。
| Naoki | 2007/07/12 6:18 PM |
こんばんは。先日はどうもありがとうございました!はまさんからこちらのBlogを教えていただき、ここ数日、お昼休みなどにじっくり拝見させていただきました。
刺激的だけど、押しつけがましくない奥山さんの講演はとても充実した時間でしたね。誰かの借り物でない考えや主張があれだけの説得力を生み出すのかもしれませんね。
今回はゆっくりお話できませんでしたが、またぜひお会いしたいですね。もしよろしければ、mixiのページにも遊びにいらしてください!
| paleblue | 2007/07/13 12:18 AM |
Mac、さすがです。
いいねぇ。
| はま | 2007/07/13 12:05 PM |
Naokinども

どもです!

同感です。
浦和が強くなったのは、サポのおかげもあると思います。
しばらく行ってませんが、あの雰囲気でサブいプレーはできないと思うもん。
それが愛。
バルサもね。
| Mac | 2007/07/13 7:21 PM |
Palebuleさん

先日はホントありがとうございました。
まさに奥山さんは実際にやっているからこそ、迫力がありますよね。
評論家じゃないですから。
素晴らしい機会とご縁、本当にありがとうございます。

| Mac | 2007/07/13 7:21 PM |
はまさん

ありがとうございます。
気合入れて書きました。

いや、でもこうして書いてみると、
色々と甦ってきて、「置き換え」が頭のなかをぐるぐる回ります。

お誘い、ホントありがとうございました!
| Mac | 2007/07/13 7:22 PM |
はじめまして。
ある目的で奥山氏を調べていたら貴ブログの記事に行き当たり、欲してた情報そのままだったので全パート熟読させて頂きました。
ありがとう御座います。

私が以前(同じ2007年度ですが)Steve Jobs氏と本田宗一郎氏について書いた記事の中で、本田氏が「大衆はクリエイティブが無い事を理由に、市場調査は価値が無い」のような事を言われていて、今回の奥山氏が繰り返し主張している所とすごく似ていると感じました。(記事はこちらです:http://www.mrkutai.com/2007/11/18/steve-jobs/

他の記事も幾つか拝見しましたが、ジャンルを問わず切り口がユニークで読んでて面白いです。
また寄らせて頂きます。;)
| mrkutai | 2009/05/06 7:12 AM |
mrkutaiさん

コメントどうもありがとうございます。
マーケティングを10年近くやっていると、
プロダクトアウトの重要さは、時代によって変わると感じています。
とても面白いです。

mrkutaiさんのブログ拝見しました。
実はカヤックさんのオフィスも以前お邪魔したことがあります。
関心事が似ていますね。

またお邪魔させて頂きます。
| Mac | 2009/05/07 3:26 PM |
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