土曜日のCLAの近藤さん講演会は、お蔭様で大盛り上がりでした。
お越し頂いた本当に多くの皆さん、
そして近藤さん、
リーダーの福島君はじめメンバーの皆さん、
本当にありがとうございました。
近藤さんのお話は、とても勉強になりました。
僕がとても響いたのは3点。
1.「継続は力なり」を疑え
2.チェンジリーダー
3.be at the right place at the right time
【継続は力なり】は日本にしかない言葉。
耳障りのよい言葉は、信じるな。(美言不信。信言不美。)
「攻め」の継続は良いが、「守り」の継続はダメ。
平和な農耕主導の時代、継続していればいつか雨が降り、作物が実ると信じていた。
変化の激しいこの「乱」の時代、盲目的に信じて継続しても事態は好転しない。
言わば第二次世界大戦の日本はまさにそれそのもの。
結果の出ない盲目的な「継続」は狂気とも言える。(アルバート・アインシュタイン)
・スーパードライを「偽者だ」と否定し続けたキリンは、アサヒに再び追いつくまで20年以上の時間を要した。
・ミラーとバドワイザーも一緒
一方、
・紡織機メーカーから勇気を持ってチェンジしたトヨタ
・花札屋から転じた任天堂
変化の節目には周囲の「継続」に流されない【チェンジ・リーダー】が確実にいた。
時代のボールはどこに落ちるか分からない。
【be at the right place at the right time】
そのとき、その場所にいられるか、それだけだ。
でも、その場所は、今は誰もいない寂しい場所。
イチローがとんでもないボールを取れるのはもそこにボールが落ちることをイメージしているから。
ホームランボールをフェンスに登ったとったことがあったが、あのための練習をしていたという。
周囲から見たら変人である。
---------------
この「場所」を見極めるために自分をどう磨いていくか。
そんなことを深く考え、そして、行動するための時間だったと思います。
また、内容は勿論、僕が改めてすごいと思ったのは、近藤さんのプレゼンテーション。
プレゼンは、テクニックではないということ。
パワーポイントの作り方とか、1シートに情報は1個だけとか、テクニカルな話ばかりが世の中に溢れていますが、そんなセオリーを無視した、でも、勘所は絶対に外さない、そんなすごさを感じました。
日本人はプレゼンが下手と一般的に言われますが、国際舞台でずっと勝負されてきた方のそれは迫力があります。
守破離の離まで当然行かれているレベルの話ではありますが、勉強になりました。
以下、CLAのメンバーが参加者の方にお送りしたお礼メール&サマリーです。
少し長いですが、よろしければぜひ。
-----------------
CLAスタッフの福島です。
いつもお世話になっております。
このたびはCLA主催「21世紀を生きるためのサムライ魂」セミナーに
お越しいただき、ありがとうございました。
「乱の時代」という今を生き抜くためのマインド、
十二分に語っていただけたセミナーとなりました。
簡単ではございますが、お礼を兼ねて
セミナー内容を簡単にまとめたものをお送りさせていただきます。
◆「縁」
まずはじめに、近藤さんからセミナー参加者とCLAに対する感謝の
メッセージがありました。このときに語られていたのが「縁」。
2008年1月19日という時間に、セミナー会場という場所で、
80名弱の参加者と一緒に過ごす場を設けられたこと。
「一期一会」という言葉の意味を体感できる、
そんな挨拶からスタートしました。
◆人生の主人公
「人生というストーリーの主人公になる」こと。
キーワードは二つ、「思考の自立」と「行動の自由」です。
これは、自分を会社に例えるなら、企業としての
「objective」「strategy」「plan」「action」の4つを持つこと。
未来という海を航海する船旅に例えるなら、海図や天気図をもつこと。
ご自身のCEOとしての経験、ヨットで大西洋を航海した際の体験談と
相まって、心の奥までストンと落ちるお話でした。
◆「乱」の時代を生きる判断力
21世紀という「乱」の時代。
先行きが見えず、信じていたルールやシステムが次々と変化する時代。
このような時代に、何を信じていけばいいのでしょうか。
その答えは、「自分自身」。
周囲の環境が刻一刻と変化していくなか、
自分自身の思考・知性で判断することが、生き残るための秘訣です。
◆「KY」? 〜 意見交換の場
KY(空気を読めない)という言葉もよく聞かれますが、
空気を読むというのは言い換えれば「周りに同調して流される」こと。
「乱」の時代、果たして空気を読む事が本当に正しいのか?
KYと言っている人の方が、読めていないのではないか?
参加者との意見交換を通じて、このような問題提起なども行われました。
活発な議論の場を作り上げることができたのも、
参加していただいたみなさまから積極的な発言があったからです。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
◆ be at the right place at the right time
直訳すれば「正しい場所、正しい時間にいる」。
まさにこれこそ、日本語でいう「縁」です。
今にして思えば、「セミナー会場で一緒に過ごす」ことも
at the right time at the right place だったのかもしれません。
常に移り変わる時代。
今、花形として注目されているものは、いわば「過去の投影」。
その花形が衰退していく中、新しい花が咲き始めます。
その花が咲く「正しい場所」を見極めた人だけが、
「時代のボール」をキャッチできるのです。
正しい場所を見極める術は…
「流されず、自分自身を信じて行動すること」ですね。
◆Change Leader
乱の時代に求められるリーダーが、この「Change Leader」。
リスクを積極的にとり、独自のビジョンを元に
「変化」の動きを創り出すリーダーです。
新しい挑戦を行っていく、道を切り開いていくという冒険が行える反面、
周りからの孤独に悩まされることもしばしばあります。
孤独と自由は表裏一体。
このような「孤独に耐えること」というのも、
リーダーがとるべきリスクの一つなのでしょう。
◆ちょっとおまけ:懇親会では…
懇親会でのお話の中で、心に響いたところを一点だけご紹介します。
それは、
「与えられたチャンスを正しく活かす。
そうすると、次のチャンスもまた訪れてくる。
そのチャンスも活かす。その繰り返しが大切」
ということ。
CLAという場における経験も、
みなさまにとってのチャンスとなったことを願って止みません。
◆スタッフよりコメント・メッセージ
ここで、簡単ではございますが、セミナー運営に携わった
学生・若手社会人スタッフからのコメントを
掲載してみたいと思います。
世の中に溢れる情報を、他人ではなく自分が判断する。
変化しながら力強く行動する。当たり前なことだからこそ難しい。
このことをいつも心に抱いて、主人公として生きていきます。
(セミナーリーダー:福島)
< 待ち >
(懇親会司会:中島)
2008年、自分の人生の主人公として生き抜く。
そんなスタートを切れる機会となっていたら幸いです。
(淺田)
私は現在就職活動中ですが、自ら道を切り開き、決断し、
私なりに今の世を突き進んでいこうと決意しました。
その中で少しずつでも社会をChangeできるようなリーダーになりたいです。
(上松)
皆様にとって今回のセミナーが
"時代のボールが落ちる、その時、その場"でありますように…
(小出)
就職活動中の私にとって、耳に痛いもの、心に強く響くものがありました。
そこからいかに実行にうつせるか。実行するリスクをとるようがんばります!
(長嶋)
僕は社会人1年目の新人なのですが、自分という会社の「戦略」を立てる、
という考え方は、非常に心に残りました。早速、考えているところです。
(峯岸)
意見を出す場面では次々と意見がでていて、
CLAと皆様のコラボレーションでセミナーは成り立つのだと感じました。
(宮澤)
乱の時代を生き抜くためにトライアンドエラーという
細かいアクセルを踏み続けて、真の自立を目指しましょう。
(メンター:有田)
◆CLAセミナー、次回予告: One for All, All for One!
セミナー後にも簡単にご紹介させていただきましたが、
次回は3月23日(日)に、チームワーク・エンジニアの村田祐造さんによる
体験型セミナーを開催いたします。
前半に実際にタグラグビーというスポーツを行い、
その後、講義という形式になります。
スポーツ、チームワーク、そして講義。
体と心と頭、3つの観点から一度に学べるセミナーです。
詳しくは以下のリンクより、CLAのサイトをご覧ください。
http://www.cla.vc/event-detail.php?eid=00031&eventkind=01
◆ 最後に
CLAでは2008年も、みなさまにとって価値あるものを
提供し続けていきたいと思っております。
今後とも我々CLAをよろしくお願いします!
お忙しい中、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
------------------------
詳細は
淺田君ブログ、
なるなるブログ をぜひ!
PS
いま金沢に来ています。
すごいなー、この街。
なんでもっと早く来なかったんだろ。
また追ってレポートします。