少し間が空きましたが、まだ行きます(笑)
6/16(月)結婚式当日。
日本時間では、6/17で相方の誕生日。
運よく昨晩の酒も残らず、少しゆっくりめに起床。
三日目にしてハレクラニの朝食をはじめてゆっくり食べる。
オーシャンフロント、かつプールサイドのレストランでご飯を食べていると、
モーニング・ウォーク中の
はまさんと偶然遭遇。
遠めに見てもなぜか一撃ではまさんだと分かる。
黒すぎる(笑)
ひとしきり話をして、別れる。
彼女は宿泊者限定、「
スパ・ハレクラニ」へ。
花嫁さんは、最後の"仕上げ"です。
さすがに式の当日の波乗りは控え、僕はちょこっと買出しへ。
今頃昨日のメンバーの一部は
ダイアモンドヘッドに昇っているんだろうな。
タフだなぁ。
昼食をゆっくりとる暇もなく、メイク&着替えへイン。
実は今回、ドレスもタキシードもすべて日本から手持ちしていた。
しわにならないように気を遣うわ、万が一にも紛失してはならぬと、ありえないデカさで機内に持ち込むは、想像以上に大変。
が、間違いなくその甲斐はあった。
準備中、いきなりトラブルが発生。
届いたブーケがオーダーと違うやんけ・・・
ソッコーで現地の花屋と調整。
なんとか間に合わせ、14時過ぎに記念にと予約していたフォトツアーへ。
まずはホテル内、ハレクラニでの撮影。
相方は撮られ慣れているだろうが、僕は・・・テレる。
「見つめ合ってください」
とか
「もっと顔を接近して」
とか。
とてもシラフじゃできねーっす。
が、撮られているうちに余裕になってくるから、人間慣れは怖い。
ホテル内での撮影を終え、リムジンに乗ってアラモアナの芝の綺麗な小高い丘のある公園へ。
車中でも写真を取られまくる。
到着すると、丘のすぐ向こう側は海だった。
ここもサーフポイントで、
サーファーと波をバックに何十枚も撮影する。
この時期特有の貿易風がかなり強かったが、さわやかなので不快感はない。
15時すぎ。
今頃ハイアット前では、手配していた車にみんなが乗り込んでいる時間。
大丈夫だろうか。
タキシードにケータイをしのばせ、無事に集合&GOを祈る。
僕らは撮影を終え、リムジンに乗っていよいよSt.Andrews大聖堂へ。
カメラマンのモーガンは本当にいいやつだった。
偶然にも当社がマーケティング展開しているレーシングブランドの大ファン。
ハワイでホンダのS2000。
道楽ですなぁ。
否が応でも意気投合してしまう。
教会に到着。
窓の外に目をやると、友人、知人、親族、親、みんながいる。
なんだかゾワーっとしてきた。
いよいよなんだな。
リムジンが止まり、僕が先に左から降りる。
右に回って相方をエスコートし、二人で歩き出す。
みんなと挨拶するも、まだぶっちゃけ、テレくさい。
たくさんの笑顔がある。
でも、まだ実感が湧かない。
あ、田中さん。
ハワイ島から無事に当日着いたんですね。良かった。
ちょっと顔色悪そうだったが、理由は後で分かる。
何人かをがっちり握手をして、別室へ。
ハワイ挙式は、リハーサルをみんなの前でやるのが一般的らしい。
僕らは何だかそれがイヤだったので、別室でやった。
がしかし、それがかなり適当で、ほとんどぶっつけ本番。
「初めての式なんだから、うまくできなくていいだろう。
慣れてたら逆におかしいだろ?」
叔父がひとこと。
その通りである。
ごく当たり前のことを、でもそれを絶妙なタイミングで実際に言えるというのはすごいことだ。
みんなで記念撮影をしてから教会の中へ。
こだわりたかったステンドグラスへの陽の光の入り方。
16時。
ハワイのサンセットは19時過ぎだから、16時でもかなりの日差し。
その光に照らされたステンドグラスの上段には、なんとサーファー姿のイエス・キリストがいる。
大聖堂の大きさ、荘厳さも、現物は写真を大きく圧倒する。
とてつもなくデカい。
バージンロードは40m以上。
これは、ちょっとタダゴトじゃなくなってきたぞ。
水をゴクリと一杯。
ここで彼女と一旦別れ、バージンロードを先に歩いて向こう側で待つことになる。
ほどなくしてパイプオルガンが鳴り響き、歌が聴こえ始める。
新婦側の席に目をやると、親友の民ちゃんが大泣きしている。
それを見てつられて、ぐっと来る。
新婦とそして父親。
はるか向こうのバージンロードから2人が歩き始める。
ステンドグラスがまぶしい。
その雰囲気に一瞬で飲みこまれ、圧倒的な感動が押し寄せてくる。
当初は緊張も感動もそれほどするとは思っていなかった。
それが、いま思うと、音楽をほとんど覚えていないのだ。
ステンドグラスをバックの光の向こうから2人が歩いてくるのをただひたすら待っていた。
どれほどの時間だったかも思い出せない。
やがて、2人がボクの目の前にやってくる。
お父さんと向かい合う。
頭を下げ、堅い握手を交わす。
お父さんとは何度も一緒に呑んだが、その場になって初めて伝わってきたことがあった。
相方と僕が並ぶ。
牧師さんに向ってゆっくりと歩き、祭壇の前に立つ。
荘厳な雰囲気の中、
「You are so Lucky Guy!」
と
「Fortunately」
を連発する牧師。
一気に和やかな雰囲気になり、宣誓を行う。
続いて指輪の意味の説明がしっかりとあって、ゆっくりと指輪の交換。
そして、ベールアップをして、いよいよ例のやつ(笑)
祈りを捧げ、あぁ夫婦になったんだな、とじわりじわりと実感し始める。
誓約書にサイン。
みんなに拍手を頂きながら、バージンロードを歩いて退場していく。
入り口まで40m。
振り返って、感謝の気持ちをこめて、深々と礼。
この礼には色々な気持ちを乗っけた。
感謝しかなかった。
僕らはここで夫婦になった。
うまく言えないけれど、すごく嬉しかった。
思っていたよりもずっと感動した。
ハワイ、あの教会、そして・・祝福してくれる人達。
まだ地に足は付いていなかったが、ユーフォリアを感じていた。