東日本大震災が起こってちょうど一週間。
僕は東京にいますが、今やれること、をとにかくやっています。
・ 仲間と協力して義援金まとめサイトの立ち上げ
・ いま所属しているところの、東北拠点への物資搬送支援
・ 現地安否確認&被災地MAP作成
・ 東北の地区本部機能停止に伴う代行業務
そして、当然ですが節電、不必要に車に乗らない、などなど。
もちろん全て必要なことだと思ってやっています。
でも、少し落ち着いてきた今に感じる、この違和感。
幸運にも、いま甚大な被災地から離れて生活できている僕らが本当にすべきこと・・・
それが、外でメシを食い、酒を呑もうってことじゃないんでしょうか。
誤解がないように言っておくと、要は、「経済活動を回そう」ってことです。
買占めをせず、不必要にガソリンを使わず、節電し、義援金を寄付し、
その上で、通常業務をできる限りこなし、経済活動に寄与する。
被災地から離れた僕らはこれをやったほうがいい。
なにもかもが「不謹慎」だと必要以上に巣ごもりし、節制をすることは経済を停滞させます。必要以上にビビって、仕事をしなければ、カネは滞ります。
企業が経済活動をできなければ、売上が上がらず、利益が上がらず、従業員に給料を払えなくなる。そしたら、家庭にお金がなくなる。買い占めたくてもできないよ。
アタリマエのことです。
カネは空から降ってこない。
すべてのものを「キャンセル」しちゃったら、それを受注していた企業はどうするの?
大企業はまだイイです。キャッシュに余力があるから。
(だから、大企業の社員は、カネが空から降ってくると思いがち)
中小企業は間違いなく・・・大変です。
死活問題です。
僕がこよなく愛する小さな料理屋さんも、お客さんが来なくて困っている。
食品を仕入れても、お客さんが来なければ無駄になる。
売上が上がらない。
もし継続ができなくなったら・・・困るのはお店の人はもちろん、そこを愛する僕らですよね。
そして、食品やガソリンを買い占める愚か者のせいで、本当に仕事に生活に必要なこういう人達の仕入れにも移動にも影響がでているわけです。
全て回りまわって自分に帰ってくるんです。
自分は間違いなく、「全体の一部」です。
すべてはつながっている。
為替や株式で儲けた人、よかったですね。
それが、「投機」でさえなければ、日本を買い支えたんでしょう。
合理的に考えれば、立派な経済活動です。
でも、それを行ったときの自分の心持ちが大事だと思います。
この状況下で、自分に恥じていなければいい、と思います。
まあ、人間「自分にだけ」はウソはつけないので、僕に言われるまでもなく、自身で分かっていることですよね。
サッカー選手が、「いまはサッカーなどしている場合じゃない」という台詞を言ってましたが、「じゃあ何をするの?」と思います。
君らがプロフェッショナルとしてやることはサッカーでしょう。
仮に直接的に被災地を勇気付ける行為にならなかったとしても、間接的に日本を活性化させ、支援にも繋がるでしょう。
野球選手も一緒。
もちろん、本当の本当にいま一刻を争う緊急事態に直面し、そこで実際に何かをやることができる立場であれば、全て別ですよ。
念のため・・・
「今」だからこそ、感じたことを書いてみました。
おちまさと氏のブログには激しく共感です
〜「不謹慎」とは何か〜
http://ameblo.jp/ochimasato/entry-10830934123.html
僕はいま、骨折して動けない母など、家族のケアを優先させてもらっていますが、こんな時だからこそ、可能な限り外食もなるべくしようと思います。
仕事は、もちろんです。
その一方で、被災地に直接支援できることを考え、実行しようと思います。
本当に、被災地の状況には・・・言葉がありません。
現地に知人が何人もいますが、彼らからの話はTVの何十倍も壮絶、そして凄惨です。
現地で戦っている人のためにも、人まかせにせず、僕らはやれることをやるべき。
僕らはみんな当事者です。
今回のことで、色々なものがリセットされてしまいました。
だからこそいま、僕らは「人として」本当に問われていると思います。